吉田寮問題にかかわる教員有志緊急アピール

京都大学の教員有志が主体となって「吉田寮問題にかかわる教員有志緊急アピール」を発表しました。 呼びかけの主な対象として想定しているのは京都大学の教授会構成員ですが、一般の方にもご賛同いただけます。賛同の受付は終了しましたが、今後も関連情報などをアップしていく予定です。

賛同者からのメッセージ(4月18日20時現在まで)

◯漁野亨さんのメッセージ

京大の伝統である自由な学風を阻害する権力的対応を直ちにやめて, 寮生と真摯に対応すること。

◯「匿名希望」さんのメッセージ

多様性を認めとようとしない京大当局に疑問を呈します。
京大当局が学生に対してアカハラ・パワハラまがいの行動をするなど許せません。

◯エファ・ルーゲルさんのメッセージ

The one-and-half- years that I stayed at Yoshida-ryo provided me with the most valuable insights and encounters one could have in Japan. I am so grateful for every day I could spend in this historical and natural place with such a unique communal spirit. Coming back to Europe, thanks to Yoshida-ryo I could tell people that Japan is so much more than the stereotypes people conceive. It is my deep wish that this place can be preserved for generations to come.

吉田寮で過ごした1年半の日々は私に、日本についての深い理解と、このうえなく貴重な経験をあたえてくれました。長い歴史があり、緑の生い茂る、そしてとてもユニークな自治意識によって運営されている吉田寮で過ごすことのできた1日1日に、心から感謝しています。吉田寮のおかげで、ヨーロッパにもどってから、「日本はふつうに思われているようなステレオタイプとは全然ちがうところだよ」と人々に話すことができました。
吉田寮が、これからの世代の人々のために残されることを、心の底から願っています。

◯竹内至生さんのメッセージ

僕は寮に特に関わりがなく、「当局と学生の対立」にも興味を持たずに過ごしてきました。寮が取り壊されても僕の生活にはなんの支障もきたさないでしょう。学生の多くは同じだと思います。
しかし今の大学のやり方は異常です。「吉田寮生の利益を確保する」ためでなく「異常なやり方にはNOを突き付けうるという立場を示す」ために僕は賛同の声をあげます。こんな小さなことしかできないのがもどかしいですが、同様の学生が増えることを望みます。