吉田寮問題にかかわる教員有志緊急アピール

京都大学の教員有志が主体となって「吉田寮問題にかかわる教員有志緊急アピール」を発表しました。 呼びかけの主な対象として想定しているのは京都大学の教授会構成員ですが、一般の方にもご賛同いただけます。賛同の受付は終了しましたが、今後も関連情報などをアップしていく予定です。

賛同者からのメッセージ(4月23日8時現在まで)

◯伊勢田哲治さんのメッセージ

川添理事が吉田寮自治会の質問に文書で回答するようになられたことを評価します。また、19年2月の新方針において、寮自治会と大学執行部の見解の相違はかなり縮小しており、対話による対立の解消の可能性は大きくなっていると考えます。理事には、もう一歩すすめて寮自治会との対話を再開され、対話に基づく問題解決を図られんことを切に望みます。

◯「匿名希望」さんのメッセージ

京都大学当局(副学長)からの吉田寮への回答文書は、管理資質を剝き出しにし、大学自治のみならず、構成員の対話に寄る合意を基本とする民主主義を、根本から否定するものです。また、当局との歴代合意文書を否定することで、先人の粘り強い努力を踏みにじっており、断じて容認できるものではありません。一方的で権威主義的な姿勢は、大学あるいは民主主義社会にそぐわないものであり、川添副学長の退任と京都大学の方針転換を強く要求します。

◯馬場敏弘さんのメッセージ

在学中は吉田寮食堂を利用したり、吉田寮生の友人も多くいました。同窓生として、今回の事態を憂慮しています。懐の広い大学であってほしいと思っています。